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2020/05/09
スクロール計測でファーストビュー離脱の割合を計測する方法(計測:Googleアナリティクス、設定:GTM)
Googleアナリティクスの初期設定ではページの閲覧までしか分かりませんが、GTMで簡単な設定をするだけでページ内のスクロールを計測することができます。今回はこの計測を利用してファーストビューで離脱した人(=スクロールをしなかった人)が分かるようにする方法を説明しています。
広告用LPに特に有効な設定
スクロール計測はいくつか方法がありますが、今回説明するスクロールの有無を判別する方法は広告用LPに特に有効な設定です。理由としては、間違ったターゲティングや配信面(特に誤タップを誘うようなサイト)から誘導してきたユーザーはファーストビューだけで離脱していくことが多く、このような無駄な配信にすぐに気づけることにあります。
自然検索から来訪してきたユーザーはあまりファーストビューで離脱するということはないので以前紹介した、見出しタグを計測する方法でスクロール計測したほうがいいと思います。
トリガーの設定
- トリガーのタイプは「スクロール距離」を選択してください
- 今回はファーストビュー離脱の判別に使用したいので「縦方向スクロール距離」にチェックを入れてください
- スクロールの有無だけ判別したいので5ピクセルと入力していますが、好きな数字で構いません。割合の場合は%で入力します
- トリガーの有効可は「ウインドウの読み取り」のままで大丈夫です
- トリガーの発生場所を指定したい場合は「一部のページ」を選択して下さい
タグの設定
基本設定は画像にある通りです
- タグの種類は「Googleアナリティクス」を選択します
- トラッキングタイプは「イベント」を選択します
- イベントトラッキングパラメータは任意の好きな文字を入力してください
- タグの呼び出しオプションは「1ページにつき1度」にしてください
非インタラクションヒットについて
インタラクションヒットを有効化すると、イベントが計測された時点で「直帰はしなかった」と判定されます。そのため非インタラクションを偽にするとインタラクションヒットが有効化されるため直帰率に影響します。広告用LPだけを指定して非インタラクションヒットを偽にすると直帰率=ファーストビュー離脱となります。
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