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2020/05/05

記事見出しを使って読了率やスクロール率を計測する方法(GTMを使ってGoogleアナリティクスで計測)

記事がどこまで読み込まれているか計測する方法として読了率やスクロール率という考え方があります。一般的に記事で紹介されている方法としてはページの〇%(もしくは〇px)をスクロールしたか計測する方法ですが、この方法だとページごとに長さが違う場合、どこまで読み込まれたか分かりにくいという点が挙げられます。そこで、この記事ではどの「見出し(hタグ)」まで読み込まれたかを分かるようにすることによって読了率やスクロール率を計測する方法を紹介します。
※この記事ではGoogleタグマネージャーを使ってGoogleアナリティクスで計測する方法を紹介しています。

読了率・・・最後まで読み込まれた割合
スクロール率・・・記事がスクロールされた割合

確認できるデータの例

今回、ご紹介する方法で見出しの表示回数を取得できるようにすると以下の画像のようなデータを取ることができます。

見出し①~③は記事の見出しが上から順に並んでいるのですが、このページの閲覧数が6だった場合、見出し①までは100%の人が見ていますが、見出し②になると半分に減ってしまっており、見出し②に到達する前に半分の人が離脱しているということがわかります。(ユニークイベント数は1になってしまっていますが、本来は閲覧数が6であれば見出し①のユニークイベント数も6になります。今回はテストで同じ人が見ているため1になっています。)

必要な変数を用意する

「変数」タブ内にあるユーザー定義変数の「新規」を選択してください。
変数のタイプは「自動イベント変数」、変数タイプは「要素テキスト」を選択してください
左上にある変数は任意のもので構いません

これで見出しのテキストを取得する準備ができました。

トリガーを設定する

今回はブログ内に限定(URLにblogが含まれる場合)してh3が表示された時にイベントが発動するトリガーを設定しています。

タグを設定する

分析のポイント

データを確認する方法

Googleアナリティクスの「行動」タブを開き、「イベント」内から「ページ」を選択してください。確認したいページのURLを選択するとそのページ内で発生したイベントが確認できます。今回の例の場合ではイベントカテゴリで「記事閲覧」を選択して、セカンダリディメンションからイベントラベルを選択すると記事見出しごとの合計イベント数(表示回数)とユニークイベント数が確認できます。

総イベント数とユニークイベント

一度最後まで読んだ後に再度気になった個所に戻った場合、その個所は1回の閲覧で複数カウントされます。そのため1回の閲覧でどこまで読み込まれているかを測りたい時はユニークイベント数を見ましょう。一方で、ユニークイベント数に対して総イベント数が多い箇所は何度も読み返されている箇所となります。

ナンバリング

Googleアナリティクスはインベント数順に並んでしまうため、計測したい見出しに「1.」というように番号を振っておくことをお勧めします。こうすることによって番号順に並べ替えることが可能になります。

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