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WEB集客にも使えるプレスリリースの書き方と活用方法
プレスリリースというと通常は広報が担当する業務なのでWEB集客を担当する方が積極的に関わっているケースというのはあまりないかと思います。しかし、プレスリリースは、うまく活用するとWEB集客でも大きな効果を発揮することができます。そこで、本記事では基本的なプレスリリースの書き方とWEB集客への活用方法を解説しています。
プレスリリースのWEB集客面からメリット
WEB集客面だけに限ってもプレスリリースがうまくいったときのメリットは、メディアからの直接流入や指名検索が増えることや、外部リンクやサイテーションの獲得といったSEO面でもあります。また、メディア以外にも提携企業のWEBサイトにも掲載してもらえる可能性もあるので、プレスリリースはWEB集客に積極的に活用していきたい施策の一つです。
プレスリリースの基本構成
プレスリリースの構成に正解は特にないですが、少なくとも記者の目に留まり、記事や取材に繋がらなくては意味がありません。そこで記事や取材につなげやすくするための構成について解説します。
タイトル
一目で内容が分かるように簡潔に書きましょう。目に留まるような表現は大切ですが、タイトルが内容とかけ離れていると記者から敬遠されるので誇張しすぎないように気をつけてください。また、具体的な数字や誰もが知っている名称などが使えるなら入れると注目を集めやすくなります。
リード文
一段落目のリード文は、それだけでプレスリリースの内容が分かるようにしてください。5W1Hを意識して、Who(だれが)、When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)といった要素が全て入るようにしましょう。ある程度、定型の流れはあるので、例えば新サービスの発表であれば「【事業内容や業種】を行っている株式会社○○(本社:東京都新宿区、代表取締役:○○、以下「○○」)は○○を解決するために○○年〇月〇日より国内の○○を対象に新サービス「○○」の提供を開始します」というような文章となります。
本文
2段落目以降は具体的な内容を説明します。これから挙げる要素を全て網羅する必要はありませんが、プレスリリースだけで記事がかけるように情報を盛り込む必要があります。
- 背景(業界・市場の傾向、シーズン性など)
- 経緯と目的(今回の取り組みに至った理由と達成したい目的)
- 概要(サービス名、開始時期、URL、商品名、価格等)
- 詳細(申込方法や手順、商品内容詳細、注記、その他付帯情報)
- 今後について
また、必須ではありませんが、以下のポイントを押さえるとよりよいプレスリリースとなります。
- トレンドに沿った内容が盛り込まれている
- 信頼性を与える内容が入っている
- 具体的な数字やデータが入っている
- 単体ではわからない専門用語が使われていない
- 記事にすぐ使える画像が添付されている
- 広告のような表現は使わない
ボイラープレート
あまり聞きなれない言葉かもしれませんがプレスリリースの最後に毎回入れる企業概要のことです。200字程度で簡潔に、企業の業種や事業内容、強みや具体的な数字(売上高など規模感のわかるもの)などを書きます。
会社概要と問合せ先
会社概要は社名や住所など、問合せ先は報道関係者向けの窓口として担当者の氏名(いない場合は広報担当などにします)電話番号、ファックス番号、メールアドレス、自社サイトURLを記載します。
プレスリリース活用のポイント
プレスリリースは作成しただけでは意味がないので記者の目に留まるように工夫しましょう。プレスリリース配信サービスを使うのもいいですが、おすすめは直接メディアへの送付です。どのメディアもプレスリリースの送付先はWEBサイトなどに載せているか、直接聞けば教えてくれます。また、大きなメディアよりも業界紙など特定領域に特化しているメディアの方が取り上げてもらいやすいので、該当する業界紙などにもアプローチしましょう。