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2018/02/23

WEBマーケティングのはじめ方

この記事は、どちらかと言うと集客を目的としてWEBサイトを作ったものの、「どうやって人を呼んでこよう?」と集客の方法が分からない人向けに書いています。ある程度知識がある方にとっては退屈な部分もあるかと思いますが、できるだけ丁寧に書いていきたいと思います。

この記事は、WEBマーケティング業務の支援・代行を行っているアスキボウが書いています。

この記事のポイント
  • WEBマーケティングはリターンの速さを優先するなら広告、低コストを優先するならコンテンツ制作かSNS
  • やりっぱなしは×。成功体験はきちんと分析する
  • 慣れてきたら複数の施策を回してリスクヘッジする

WEBマーケティングの第一歩

WEB上で「どうやって人を呼んでこよう?」と集客の検討を始めることがWEBマーケティングの第一歩になりますが(広い意味ではWEBサイト制作もWEBマーケティングの範疇です)、手法の数もさることながらSEOやSEMといった3文字英単語がたくさんあってとっつきにくい部分も多いと思います。

私はあまりWEBの知識のない方には「コストとリターンの速さはどちらを優先しますか?」と聞いた上で施策を一緒に考えることが多いのですが、その際にはじめに提示する分類や施策は以下の通りです。

初動からそれなりのコストが発生するがリターンの速さを優先したい

Google広告やYahoo!広告といった代表的なWEB広告(リスティング広告・ディスプレイ広告)をはじめとして、その他にも数多くのDSPやインフィード広告などがあります。またYahoo!のトップページに掲載されるブランドパネルといった純広告もありますが費用が非常に高いので、これからWEBマーケティングをはじめる方はそんなものもあるのか程度の認識で構いません。

WEB広告の大半は運用型と呼ばれ自分の判断で出稿の強弱や停止判断ができます。早いと1週間もあれば掲載開始することも可能で検索画面のトップページに広告を出すこともできますが、きちんとした設計や目標設定をしないと赤字を垂れ流すことになるので最初の検討はある程度時間をかけてください。
適切なキーワードやWEBサイトへ出稿すれば反響は必ずあります。

リターンの発生は遅れてもいいから低コストを優先したい

SEOというと専門的な知識が必要(実際サイト構造の見直しなどはそれなりの知識が必要)かと思われがちですが、簡単に出来る施策としてはサイトにコンテンツを追加していくことが挙げられます。ただし漠然とした日記のようなコンテンツを作ってもあまり意味がないのでターゲットとなるユーザーが必要な情報を追加していきましょう。コンテンツをどのような方針で追加していけばよく分からないという方は、まずは扱っているビジネスや商品を説明するための情報を網羅することから始めてください。そこに強みとなる独自のノウハウを加えて記事に深みを出すことで差別化すればそれなりの流入数が生まれるはずです。

コンテンツ作成は自分で行えば費用がかからないですが、数十~百記事程度の作成時間や検索結果に反映されるまでに数か月を要することもあるためリターンの発生は遅くなります。

FacebookやTwitter、LINE、インスタグラムなどが該当します。それなりにフォロワーの居る方の場合は、個人のアカウントを流用したり活用すると即効性がそれなりに期待できますが、ゼロから始める場合はコンテンツ作成よりも地道な活動になる場合があります。まずは扱っているビジネスや商品のターゲットが「そもそもSNS上にいるのか?」という点から検討を始めてください。

SNSの場合、こちらからなんらかのアクションを起こさなければフォロワー数は増えていきませんので、上記のコンテンツ制作と絡めて情報発信してみたり、ターゲットユーザーのコメントに反応してみたりすることを地道に行う必要があります。
この施策もそれなりのリーチ数を費用なしで増やそうとすると一定以上の期間が必要になります。

いくつか基本的な施策をご紹介しましたが本当はどれかだけをやるというものではなく、複数の施策を平行しながら会社の状況次第で比重を変えていくことが大切だと思います。
また上記以外にも低コストかつリターンの発生も早い一方で、工夫が足りないとなにも生まない可能性もあるPR施策やインフルエンサーによる紹介、SNSのバズ企画などもありますが、難易度が少し高いので今回の記事の対象からは外しています。

勝ちパターンを見つける

どの施策からでも構いませんので、まずは取り掛かりすいものからやってみましょう。WEBマーケティングの良いところはやればやっただけ成果が見えてくる点にあります。
ただし、やりっぱなしでは意味がないのでそれぞれの施策で勝ちパターンを見つけましょう。例えば、WEB広告なら「このキーワードに出稿すると問合せが増えた」のように成功体験はきちんと分析することは非常に重要です。

ある程度慣れてきてからで構いませんが、必ず複数の施策を行うようにしてください。
なぜならリスティング広告がいいからといってそれしかやっていないと資金力のある企業が参入してきたときにクリック単価が高騰して採算が合わなくなるかもしれません。また先日、Facebookが企業の投稿よりも友達の投稿を優先させるようにアルゴリズムを変更したと発表しましたが、これまでFacebookページのいいねを増やすことに多くのリソースを割いてきた企業からすると今までのは何だったんだろうかということになってしまいます。

このようにWEBマーケティングの大半がGoogleやFacebookといった大企業のプラットフォーム内でどう戦うかということなので、これらのプラットフォーマーの動向に大きく左右されてしまいます。そのため常にリスクを分散するために複数の集客経路を確保することは非常に重要なことです。

まとめ

WEBマーケティングをはじめて行う人向けの施策をいくつか提示させていただきましたが、いずれの施策も低コスト、低リソースから始めることが可能です。
まずは素早くスモールスタートをしてみて、出てきたデータや反響を確認してみてはいかがでしょうか

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