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基本のWEBマーケティング用語まとめ
この記事ではWEBマーケティングで使用する専門用語を解説しています。目安としてはWEBマーケティングに関するミーティングに出席した際に最低限これだけを理解していれば意味が分かるというものを選んでいます。
また、基本的な説明は「WEBマーケティングのはじめ方」や「WEBマーケティングとは?業務内容や施策の種類を解説」でも解説しています。
ユニーク
「ユニークユーザー(UU)」など他の指標と組合せて使われることの多い用語です。人に対して使うユニークとはニュアンスが若干違うので最初は戸惑うかもしれませんが、WEBマーケティングでは「重複のない」という意味で使われます。そのため「ユニークユーザー(UU)」はアクセス数のうち同一ユーザーの複数アクセスを削除してユーザー数を出したものになります。
ユーザー
実際にはブラウザ単位であることが多いですが、一定期間内にアクセスのあったユーザーの数のことを言い、ユニークユーザー(UU)とも言います。
セッション(SS)
セッションとは、WEBサイトを見始めてから見終わるまでの一連の行動を一つの単位としたものです。また、このセッションは一定時間ユーザーに動きがないとWEBサイトの閲覧が終了したと見なされるため、途中で閲覧を中断して、一定時間経過後に再開した場合は別のセッションとしてカウントされます。
ページビュー(PV)
ページビューは、WEBサイトのページが表示された回数のことです。
(参考)ユーザーとセッション、ページビューの関係
Aさんが、同じ日に同じWEBサイトを10時に3ページ閲覧、15時に2ページ閲覧した場合は1ユーザー、2セッション、5ページビューとなります。ただし、セッションが維持される時間が30分とした場合に、10時に3ページ閲覧、10時20分に2ページ閲覧した場合は1ユーザー、1セッション、5ページビューとなります。
流入経路
WEBサイトにたどり着くためにユーザーが辿った経路を「流入経路」と言います。経路の例を挙げると検索エンジン、SNS、他のWEBサイト、ブックマーク、WEB広告などがあります。
直帰率
直帰とは、WEBサイトに訪問したユーザーが別のページに移動することなくWEBサイトから離脱したことを言います。そのため直帰率とは全体に対して直帰した割合のことです。注意点としては1ページで離脱したユーザーであれば「スクロールせずに離脱した人」と「1ページを全て熟読して満足して離脱した人」を同列に扱ってしまうことが挙げられます。このようにユーザーのモチベーションまでは測ることはできないので離脱率だけでサイトの良し悪しは判断しないようにしましょう。
離脱率
離脱とは、別のWEBサイトに移動するなどの理由でユーザーがWEBサイトから離れてしまうとこと言います。また、離脱率は対象ページを訪問した人の数のうちそのページを最後に離脱してしまった人の割合のことです。直帰率はこの離脱率の一部に該当するので間違えないようにしましょう。
コンバージョン(CV)
WEBサイトの成果地点のことをコンバージョン(CV)といいます。WEBサイトによって「申込完了」や「購入完了」など様々ですが、これらをまとめてCVと言います。またCVが完了するページをサンクスページやCV地点などとも言います。
CPA
CPAとはCost per Acquisitionの略で、コンバージョン1件当たりの獲得単価を意味しています。
インプレッション数(imp)
インプレッション数(impression)とは、広告が表示された回数のことです。
クリック数
クリック数とは、広告がクリックされた回数のことです。スマートフォンのタップも含まれています。
CTR
CTRとはClick Through Rate(クリックスルーレート)の略で広告やコンテンツなどが表示された回数のうちクリックされた割合のことです。計算式ではCTR=クリック数÷インプレッション数となります。
CVR
CVRとはConversion Rate(コンバージョンレート)の略で広告やコンテンツなどがクリックされた回数のうちCVが達成される割合のことです。計算式ではCVR=コンバージョン数÷クリック数となります。
CPC
CPCとはCost per click(コストパークリック)の略で1クリックあたりのコストのことです。
CPM
CPMとはCost Per Mille(コストパーミル)の略で広告1000回表示当たりのコストのことです。WEB広告では1表示当たりのコストは非常に小さいため1000回表示当たりで表すのが一般的です。
ROAS
ROASとはReturn On Advertising Spendの略で、売上÷広告費×100(%)で求める指標で投資として投下した広告費によって売上がどれだけ生み出されているか判断する際に使用します。
ROI
ROIとはReturn On Investmentの略で、利益÷広告費×100(%)で求める指標で投資として投下した広告費によって利益がどれだけ生み出されているか判断する際に使用します。
KGI
KGIとはKey Goal Indicatorの略で、ビジネスの最終目標を評価するための指標です
KPI
KPIとはKey Performance Indicatorの略で目標の達成度を図るための指標で、KGIを細分化したものです。例えばKGIが目標売上の達成とした場合、目標達成のために必要な問合せ件数や成約率などがKPIとなります。
LTV
LTVとはLife Time Valueの略で顧客生涯価値とも言います。顧客が初めて購入してから最後の取引を終えるまでの間に発生する売上や利益を意味しています。例えば、1件あたりの購入単価は小さくても、一度購入すれば継続するような商品であれば1商品当たりの獲得コストで見るよりも1顧客当たりの獲得コストで見る方が適しているためLTVが使用されます。
リーチ
広告がどれだけのユーザーに広告が到達したかを測る指標です。定義は広告媒体などによって若干異なることがありますが、例えばFacebook広告では「広告を最低1回見た人の数」と定義されています。
フリークエンシー
ユーザーが広告を見た回数のことです。広告媒体によってコントロールできる頻度は異なりますが、ユーザー一人当たりの広告配信回数をコントロールする場合に使用する指標です。フリークエンシーが上昇してくると広告としての効果が薄れてしまったり、ユーザーから嫌悪感をもたれてしまうことがあるため増えすぎには注意が必要です。
リーセンシー
リーセンシーとは、ユーザーが広告に接触してからの期間のことです。WEB広告では広告経由で流入してきたユーザーがどれくらいの期間でCVしているかを分析することでリマーケティングなどに活用することがあります。
クッキー(cookie)
デバイスに保存されたファイルのことで、ユーザーが訪問したWEBサイトに関する設定などが含まれています。WEB広告では、クッキーに保存されたWEBサイトへの訪問履歴を活用してリマーケティングという広告配信手法などに活用されています。
エンゲージメント
エンゲージメントとは、もともとはブランドとユーザーの親密さといった意味合いで使われていましたが、WEB広告のうちSNS広告(FacebookやTwitter)では広告によってユーザーが行ったアクションの合計値のことを指します。エンゲージメント率というと広告の表示回数に対してアクションが発生した割合のことをいいます。
インタラクション
インタラクションとは、WEB広告では広告によって発生するユーザーの行動のことで、「操作」を表します。クリック以外にも動画視聴やスワイプなど複数の操作をまとめてインタラクションと言い、インタラクション率と言う場合は広告の表示回数に対してインタラクションが発生した割合のことをいいます。
リターゲティング(リマーケティング)
リターゲティング(リマーケティング)とは、WEB広告の配信手法の一つでWEBサイトへの来訪履歴のあるユーザーに対してアドネットワーク上で広告を配信する方法です。
インプレッションシェア
インプレッションシェアとは、広告が表示される可能性のあった回数に対して実際に広告が表示された割合のことです。インプレッションシェアが低いと機会損失が発生している場合や自動入札に悪影響が起こる場合があります。
CTA
CTAとはCall To Actionの略で、行動を促す文言やイメージのことを指します。広告における「詳しくはこちら」や「Click」といった文言やWEBサイトにおける「問合せ」などをCTAと言います。一般的にはCTAは具体的な行動を促す文言を書くことでCTRやCVRが上昇します。